フィンテックの発展は資金調達の分野にも多くの恩恵をもたらしており、より利用しやすいサービスを提供する事業者が増えています。
一般的な融資では様々な資料の作成が求められ迅速性も落ちてしまいますが、フィンテックを活用することで迅速かつ手間の無い資金調達が可能になります。
本章ではフィンテック技術を活用した資金調達サービスを提供するLENDY(レンディ)について、口コミや審査・評判等をまとめて見ていきますので参考になさってください。
Contents
LENDY(レンディ)の運営元と企業概要
まずは以下で運営元の概要を確認します。
企業名称 | LENDY株式会社(LENDY, Inc.) |
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本社所在地 | 〒106-0032東京都港区六本木7丁目15-7 |
設立 | 2016年7月11日 |
資本金 | 238,870,000円(資本準備金含む) |
TEL | 03-6420-0830 |
代表者 | 内山誓一郎 |
登録番号等 | 東京都知事(2)第31630号 |
貸金業者としての更新の履歴もあり運営実績も問題ありません。
また先進的な取り組みをしていることから投資先としても評価されており、株式会社VOYAGE GROUP、フリービットインベストメント株式会社、株式会社エスネットワークス、Draper Nexus Ventures他、東証一部上場企業などからの出資を受けています。
LENDY(レンディ)のローン商品
レンディは最大500万円までの小口資金を手間なく迅速に借りられるのが特徴です。
以下で詳しく見てみましょう。
融資対象 | 法人または個人事業主 |
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対象年齢 | 満20歳〜満64歳まで |
融資金額 | 10万円〜500万円まで |
利息 | 8.0%〜15.0%(融資額100万円以上) 13.0%〜18.0%(融資額100万円未満) |
返済期間・回数 | 最長1年・最大12回 |
返済方法 | 期限一括弁済・元利均等返済 |
担保 | 不要 |
保証人 | 不要(法人の場合は代表者保証を要す) |
必要書類 | 以下「LENDY(レンディ)の利用の流れ」参照 |
遅延損害金 | 20.0% |
契約時締結費用 | なし |
法人だけでなく個人事業主も対象となりますが、年齢制限があります。
担保や第三者保証人も不要で、ローン商品としては信用貸しタイプのみとなります。
LENDY(レンディ)のメリット
レンディは一般的な融資と異なり資金繰り表などの審査書類の作成が不要で、登録から申し込みまでオンラインで完結します。
これを可能にしているのがフィンテック技術を活用したクラウドサービスとのデータ連携です。
オンライン上のデータを共有することで自動的に融資可能額が算出されるため、利用の都度審査の申し込み書類を用意するなどの手間が要りません。
レンディでは以下のような各種クラウドサービスと連携することができ、できるだけ多くのサービス連携を図ることで利用条件が改善されます。
銀行 | 国内2,700以上のオンラインバンク(個人・法人) |
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クラウド会計 | MoneyForwardクラウド会計・クラウド確定申告、弥生会計オンライン・やよいの青色申告オンライン |
EC | Amazon、楽天(RMS)、カラーミーショップ、MakeShop、BASE |
POSレジ | ユビレジ、Airレジ、スマレジ |
決済サービス | Coiney、Square、楽天ペイ、Airペイ |
クラウドソーシング | ランサーズ |
各種クラウドサービスと連携させてもパスワードなど重要な情報にアクセスされる心配は要りません。
最短で翌営業日には融資可能となるので、迅速性にも秀でています。
LENDY(レンディ)の注意点
レンディは利便性、迅速性の面で優秀ですが、他の一般的な融資と比べると金利の面で高くなることがあります。
融資限度額も500万円が上限となるので、これを超える大口の資金需要には対応できません。
またレンディを利用する場合、最初に住所の登録などを行いますが、その信ぴょう性を担保するために郵送による本人確認が必要になります。
登録した住所に書類を郵送してもらい、これを受け取ったかどうかがチェックされます。
法人の場合は法人の住所に書類が届くので、確実に受け取れるように準備しておきましょう。
また融資条件の一つとして業歴が半年以上あることが必要となり、それ以下の場合は利用できません。
LENDY(レンディ)の口コミや評判は?
ここではネット上で確認できるレンディの口コミや評判を見ていきます。
・事業計画書や資金繰り表などの作成が不要で手間なく利用できた ・クラウドのデータを用意するだけでいいので楽 ・地元の銀行と比較して金利が安く済んだ ・融資のスピードはとても速かった ・オンライン上で解決できるのが良い ・個人事業主でも利用できるのが嬉しい ・スタッフは中小企業に優しい傾向がある ・店舗に出向く必要が無いのが良い ・スムーズな資金調達が可能なため本業に集中できる |
以上、レンディは好意的な意見が多く見られました。
LENDY(レンディ)の利用の流れ
レンディを利用する場合、公式サイトからアカウントの新規登録を行います。
登録に必要な情報は以下の通りです。
・法人情報(法人名、電話番号、住所等)
・代表者情報(氏名、住所、生年月日等)
・法人の実質的支配者情報
・口座情報
・代表者本人を確認する資料
・決算資料
・事業で使っているオンラインサービスとの連携
・事業情報(業種、事業内容等)
・代表者情報(氏名、住所、生年月日等)
・口座情報
・代表者本人を確認する資料
・確定申告書
・事業で使用するオンラインサービスとの連携
登録を済ませた後に希望する借入条件で申し込むと、連携した各種データを元に審査が行われ、融資可能額が算出されます。
融資を希望する場合は上記融資可能額の範囲内で融資契約を結び、指定した日付に入金を受けます。
まとめ
本章ではビジネスローンを提供するLENDY(レンディ)を取り上げて、運営元や利用条件、口コミ等をまとめて見てきました。
フィンテック技術を活用したサービス提供により、利用者側の手間を避けた迅速な資金調達が可能です。
融資上限が小さく500万円が限度となりますが、オンライン上で各種クラウドサービスを多く利用している事業者の方は利便性が高いと思われますので、必要に応じて検討してみましょう。